先日から、ずっと積読状態になっていた本を処分しようと本の整理を始めました。
その際、買ったまま一度も目を通していない本もたくさんあったので、処分の選別も兼ねて軽く目をとおしながら作業をしているのですが、この作業をつうじて今の自分の心理状態が見えてきました。
というのも、目をとおす前は「これは全部読みたくなるかも」と思っていたものほど、三分の一もいかないうちに読んでいて飽きてしまうのです。
逆に「これはもう必要ないから処分しよう」と思っていたものほど、あらためて目をとおしてみると、過去には見落としていたことや理解できなかったことに気づいたり。
そんな作業をしていて気づいたのは「わたしはやっぱり紫微斗数が好きなんだな」ということでした。
以前は仕事として紫微斗数と向き合っている部分が大きかったので、純粋に学びや研究を楽しむということがあまりできなかったのですが、今はそうしたことを考えずに純粋に勉強しなおしたり、研究していくことを楽しめるフェーズに入ったのかなと思ったのです。
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正直、本の整理を始める前は「占い関係の本は本当に必要なものを残してすべて処分しよう」と思っていたのですが、こと紫微斗数の本にかんしては、やはり手元に置いておきたいなと。
個人的にはリアルタイムな星の動きは西洋占星術の星の動きを参考にしていて(おもに石井ゆかりさんの占いを参考にしている)、それこそ株の相場を見る際にも個人的には参考にしているのだけれど、本人が生まれもった資質や人生傾向にかんしては、紫微斗数で見たほうがわかりやすいと思っていて。
でもそれは仕事ありきではなく、あくまでも自分の楽しみとして勉強したり研究することを、わたしは欲していたんだなぁと。
それを仕事としてやらなきゃいけないって思うから、占いから距離を置きたくなったのだろうなと。
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実はわたし個人を西洋占星術で見た場合、今年の5月からの一年は愛とクリエイティブな世界に豊かさがもたらされる時間帯なのだけれど(このブログを再開したのもその一つ)、そこには趣味や自分のための楽しみも含まれているんですよね。
さらには今年3月からの約二年ちょっとは厳しい師匠につく、もしくは独学で学んだりする期間でもあるんです。(つまりみんなでワイワイ楽しく学ぶという時間ではない)
自分にとってそれはなんなのかなぁ?もしかしてココからまじめに相場について学べということなのかなぁ?(イヤだなぁ)などと思っていたのですが、久しぶりに紫微斗数の本に目をとおして「ああ、コレだ」と思いました。
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わたし自身のココ数年を西洋占星術で見た場合、まさにわたしにとっては「お金」の時間帯で、思っていたよりも早かった突然の相続をキッカケに株の世界に足を踏み入れ、そしてそこでまさに人生に必要なことを痛いほどに学んできて、それは今も日々続いていることなのですが、学術的に株について学ぶ気持ちにはまるでならなかったんですよね。
むしろソレは今後の人生を生きていくうえで必要な知識と経験を身につけ、自分自身が生きていくために必要な知識とチカラを培っていくことが目的であり、学びや楽しみといったその次のステージとはどうしても結びつかなかったんです。
コレが何か本業があって、趣味で株をやっている人なら学ぶことが楽しいのかもしれないけれど、わたしにとって株は生きる手段なので大まかなことがわかっていればそれでいいんですよね。
生きる手段に必要以上の探究心は不要。
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今わたしは静かにうれしいです。
なぜならお金に結びつけることを考えずに、純粋に学び、探究する楽しさの対象に気づくことができたから。
それはなにより、わたし自身の人生を確実に豊かにしてくれる希望そのものだから。
ようやくわたしは次の世界の扉を開くことができるから。
それはわたしにとって、なにより大切なことなのです。
【追記】
後日さらなる紫微斗数の本が出てきました。
これらの本は購入してから10年以上経っているものも多いのですが、あのころの自分に現在の状況などまったく予想できませんでした。
思えば遠くへ来たもんだ。
でも本当にがんばってよかった。
あのころの自分に感謝したい。