27宿シリーズ【2】亢宿2015.08.09

さて、それでは次は亢宿(こうしゅく)について。

 

亢は抵抗の意、とされていて、星座はてんびん座に4足すべて入っています。

 

特徴としては「熱血の正義感」タイプで曲がったことが大嫌いという、

信念が強く妥協できないタイプですが、普段は無口で内向的な人が多かったりします。

 

またオシャレな人が多く、芸術や芸能方面などにも適性がありますが、

ナルシストな一面や偏屈で理屈っぽい一面があるため、

自分勝手な思い込みから、ほんの小さな意見の食い違いでも対立してしまうなど、

ココロの狭い窮屈な面も併せ持っています。

 

 

 

そもそも亢宿のベースにある反抗心は、

自分なりの正義感(あくまでも自分なり)から生まれているものなので、

たとえどんなにそれが正しいと思っても、あまりそれを押し通すのは考えものです。

 

ウソやお世辞を嫌うこと自体は決して悪いことではありませんが、

自分本位の正義感を貫きすぎて、周囲からの恨みを買わないよう気をつけましょう。

 

 

 

 


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27宿シリーズ【1】角宿2015.08.09

それでは宿のかんたんな説明に入ります。

 

ということで、まず最初は角宿(かくしゅく)について。

 

 

角は四角い堅物の意、とされていて、星座(古典的十二宮)は、

おとめ座に2足、てんびん座に2足入っています。

(宿曜では四分の一を最小単位として「足」と呼んでおり、

1宿4足が必ず、どこかの十二宮(星座)(1宮9足)に属しています。

要するに足の入っている宮(星座)の要素を、その宿は持っているということです)

 

 

特徴としては「穀蔵星(こくぞうせい)」と呼ばれていて、

一生、食べるのに困らない、などと言われています。

 

タイプとしては明るく清潔感があって、さわやかな優等生といった感じで、

細かい配慮もでき、それでいてユーモアのセンスもあり、真面目な働き者です。

 

その反面、好き嫌いが激しく、思っていることがすぐに顔に出てしまったり、

好き嫌いで判断してしまうぶん、物事や人を洞察するチカラには欠けています。

 

また数字に強く手先が器用な人が多いため、実務的な仕事や、

技術を要する仕事をすると、その能力がいかんなく発揮されます。

 

ただし真面目すぎて視野が狭く、面白みに欠ける面もあるため、

仕事で付き合うぶんには信頼できるからいいけれど、

一緒に遊ぶのはちょっと・・・などと周囲の人から煙たがられてしまう

おそれもありますので、普段から苦手な人にも笑顔で接するなど、

大人の付き合い方を身につけるよう、心がけた方がよいでしょう。

 

 

 

 


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宿の出し方について2015.08.09

さて、これでひととおり宿曜の要ともえいる、

人間関係についてのかんたんな説明が終わりました。

 

次は一つ一つの宿のかんたんな説明に入ろうと思うのですが、

その前に少しだけ、宿の出し方について説明しようと思います。

 

 

宿曜のもっとも優れた点(というか使いやすい点)は、

その人の生年月日さえわかれば使える占術だということです。

 

 

ここから少し難しい話になりますが、

その人の宿を出すには生年月日をいったん旧暦に直し、

旧暦から導き出された月日を宿曜の暦に当てはめて宿を出します。

 

ただし宿曜の暦は1日(新月)の宿と15日(満月)の宿があらかじめ

決められていて、そこから順番に宿を埋めていくように作られているため、

どうしても月の変わり目に宿がダブる日が出てきます。(30~1日にかけて)

 

これは実際の月の運行を考えた場合、かなり不自然なつくりといえるんですね。

 

そのため西洋占星術のホロスコープから、

その人が生まれた日の正確な月の位置を知り、

月が位置する星座も一緒にみた方が、人間関係も含め、

より正確な、その人の本質や性質をみることができます。

 

 

これも厳密に言えば、生まれた時間がわかった方が

正確な月の位置が把握できるのですが、たとえわからない場合でも、

その日の真ん中(正午)を生まれ時間と仮定し、

そこから導き出される月の位置を参考に月の星座をみます。

(生まれた時間が不明で、月が星座の境目あたりにある場合は、

どちらの星座に属するかわからないため、またがった2つの星座の意味をみます)

 

 

そうすることで、その人の宿をみたときに、よりその特徴が浮き彫りになってきます。

 

つまりそれだけ月の星座と宿曜の宿は、密接な関係にあるということなんですね。

 

 

ですから、それぞれの星座が持つ特徴や性質と、

それぞれの宿が持つ特徴や性質の両方を考慮すると、

必然的に宿曜の深みは増すことになり、

単純に「安壊の関係だから怖い」などと、

イタズラに恐怖心をあおる必要はなくなってくる、ということなんです。

 

また厳密に言うと宿曜では古典的十二宮を使用していて

(たとえば、おひつじ座は白羊宮、おうし座は金牛宮など)

現在の星座とは、まったく別なものだとされていますが、

実際の人の性格をみる場合、西洋占星術の12星座と照らし合わせた方が、

実際には「使える」し、「当たり」ます。

 

 

ですから宿曜の判断の精度を上げるためには、実は12星座の知識が必須なんですね。

 

こうした宿と12星座の関係性を踏まえた上で、

次からそれぞれの宿のかんたんな説明をしていきます。

 

 

 

 


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宿曜の人間関係【安・壊の関係】2015.08.09

さて、それでは最後に【安・壊(あんかい)】の関係について。

 

この関係は勝てる関係、負ける関係とされていて宿曜の中では、

もっとも良くない組み合わせといわれています。

 

ただし、こうした困難を乗り越えることで人は大きく成長できますから、

自分自身が一皮むけるためには必要な相手ともいえます。

 

とはいえ、【安】の何気ないしぐさが【壊】にとっては重くのしかかったり、

【壊】の相手と闘っても勝てない関係性であることは事実ですので、

相手にとって自分が【壊】にあたる場合、

自分が相手を無意識のうちに多方面で疲弊させている可能性がある、

ということも自覚しておいた方がよいでしょう。

 

そのうえでお互いに依存せずに自立しあった関係で付き合えば、

お互いにとって、まるで戦友のような存在になることもできる関係ともいえます。

 

 

また安壊の関係は仲が悪いというよりは、

運の組み合わせが悪い関係だとみることも出来ますので、

共同事業など一緒に商売をするのには、

あまり適していない相手だと覚えておくとよいでしょう。

 

 

 


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宿曜の人間関係【危・成の関係】2015.08.09

さて、それでは次は【危・成(きせい)】の関係について。

 

この関係は異質な関係、依存しない関係とされていて、

まったく異質な宿同士なだけに、お互いにない持ち味に魅力を感じますが、

栄親友衰のように、相手へしみじみとした親しみを感じるまでには至りません。

 

 

またこの関係は「危機を克服して物事を成す」「危険を乗り越えて成功する」などと

考えることもできますので、お互いの役割がハッキリと分かれているような間柄だと、

今までにない新たな発展を得ることができる関係ともいえます。

 

ただし、そこにはノンビリした空気は一切ないので、ゆったりとした人生を

過ごしたいと考えている人にとっては、少ししんどい関係かもしれません。

 

 

また男女間においては、お互いにとって自分にないものを持っているところに

急激に惹かれて、一気に燃え上がり一気に冷めていくことも多い関係なので、

まずは相手をよく知る努力が必要な関係だともいえるでしょう。

 

 

 

 


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