偽ソウルさんとのこと【10】2017.02.13

☆この話のつづきです☆

 

 

偽ソウルさんの予想外の反応に、

わたしは初めて彼と向き合って会話をすることにしました。

 

彼はとてもやさしい語り口で、だけどときどき不安そうに、

またときどき苛立ちもみせながら(わたしの反応が気に入らなかったみたい)

いろんなことを話してくれました。

 

その話を聞いて、わたしは

「たしかにこの人は、わたしのことを好きなんだろう」と思いました。

 

けれどもそれは、しょせんは夢物語というか、

理想論の世界の話にしか聞こえませんでした。

 

つまりは彼自身の現実逃避先が、わたしなのだろうと思ったのです。

 

そんな彼のセリフのようなことばに(本人にはそのつもりがなくても)

心底うんざりしました。

 

 

こういう口だけの男が、いちばんキライなんだよ・・・

 

 

わたしはココロの底から、そう思いました。

 

ですが、一夜かぎりの夢を見るには、最高の相手ともいえました。

 

わたしは彼のことばに、ココロが動かされることはありませんでしたが

(むしろ、あまりにもご都合主義の彼のことばにうんざりしたくらいです)

それでもこのまま朝がこないでほしいと思いました。

 

つまりそれだけわたしは現実に戻るのがイヤだったのです。

 

なのでわたしは彼にハグを何度もせがみました。

 

とにかく男の人のぬくもりに包まれていたかった。

 

なにもかんがえたくなかった。

 

ただただそのぬくもりの中で、目を閉じていたかった。

 

 

けれど現実には刻一刻と時間は朝へ向かっている。

 

そのことも、わたしはよく理解していました。

 

そう思ったわたしは「もうすぐ夢がさめちゃうね・・・」と言いました。

 

偽ソウルさんは、そんなわたしのことばが意外なようでした。

 

彼は、わたしの心情など理解できるわけもないので、当然のことだと思います。

 

そして彼は「夢・・・か・・・」と言いました。

 

そう、この夜のことはすべて一夜かぎりの夢。

 

朝がきたら、わたしはまた現実に戻らなくてはならない・・・

 

 

正直このときの偽ソウルさんとの会話は、よく覚えていません。

 

ですが、随所随所でカチンとくることがあったので、

やっぱりこの人とは合わないんだな、と思ったのはおぼえています。

 

ですが、そんなことはどうでもいいことでした。

 

どうせ今日かぎりの人で、もう二度とリアルで会うことはないのですから。

 

でもそう思いながらも、この人のぬくもりにもう二度と会えないと思うと、

それはそれでなんだか寂しい気がしました。

 

しつこいようですが、このときのわたしはカナくん以外の男性から

好きになってもらえることなんてないと、つよく思いこんでいました。

 

だからこそ、いくら夢物語のようなセリフを口にする男性とはいえ、

偽ソウルさんの存在は、とても貴重で手放したくないものでもありました。

 

だけど、この先、付き合いをつづけるには、あまりにも彼は遠すぎる・・・

 

 

こんなことを考えているうちに、朝はやってきました。

 

わたしは身支度をしながら

「ここで夢はおしまい。現実に帰らなきゃ」と思いました。

 

そしてドライヤーを洗面台に置き、キモチを切り替えました。

 

 

ここで夢はおしまい。

 

またわたしはあの現実に帰る。

 

カナくんのところへ帰るんだ・・・

 

 

それはとても絶望的な想いでしたが、しかたありません。

 

わたしは下を向いたあと、スイッチを切り替え、表情を変えました。

 

ですが、その表情の変化が、偽ソウルさんの心を動かしたようでした。

 

彼は、そんなわたしを見て

 

「あ・・・俺、もうこんな機会(東京にくる機会)ないって言ったけど・・・」

 

そう言いながら、わたしのほうへ近づいてくると

 

「あるよ、またある。」

 

と言って、わたしの前に立ちました。

 

そこでわたしが「ホント?」と訊ねると、彼はわたしの目をしっかり見て

「うん、なんとかする」と言いました。

 

ですが、わたしはそのことばを聞いて、彼が既婚者であることを確信しました。

 

たしかに彼は、かなり遠い地方に住んでいましたが、それでもほんとうに

独身なのであれば、「なんとかする」ということばは出てこないはずです。

 

 

「なんとかする」ということは

「なんとかしなければならない事情がある」ということです。

 

 

あぁ、やっぱりこの人は既婚者なんだな・・・

 

わたしはそう思いました。

 

ですが、それと同時に、彼の目にウソがあるようにも思えませんでした。

 

 

おそらくこの人は独身ではないだろう。

 

けれど、少なくとも、また会いに来る、というこのことばそのものにはウソはない。

 

 

そう感じました。

 

そしてそれは、このときのわたしにとって、一筋の希望でもありました。

 

 

またこの人と会える。

 

 

それはカナくんに対して不満ばかりが募っている現実に戻り、

また一人で生きていく現実に戻らなければならないわたしにとって、

それは一筋の未来への希望でもありました。

 

もちろん距離も遠ければ、おそらく既婚者であるこの人と付き合うことは

現実的ではないけれど、カナくん以外の男性でわたしのことを好きなひとがいる。

 

それはとても安心できることでした。

 

 

ちなみにわたしは自分がモテることは自覚していましたが、

そこに「本気の想い」なんてないであろうと思っていました。

 

いくら童顔で若くみえるとはいっても、自分の年齢も、

また自分のバツ2という経歴も、十二分に理解しています。

 

ですから、自分が本命になることなんてありえないと思っていたので、

そういう意味で、わたしはとても孤独でした。

 

だからこそ偽ソウルさんの夢物語的なセリフに現実味がないとしても、

それでもこのときのわたしには、それが救いでした。

 

 

思えばわたしは、ずっと誰かの本命になることを望んでいたのだと思います。

 

だけど、それをいくら望んだところで手に入らないこともわかっていました。

 

そうした劣等感こそが、わたしのなかに偽ソウルさんへの執着を生んだのだと思います。

 

だからわたしは彼の目を見て「また会いに来てね」と言いました。

 

彼もまた「また会いに来るよ」と、わたしの目を見て言いました。

 

 

てっきり一夜かぎりの夢で終わると思っていた偽ソウルさんとの関係でしたが、

ここから約半年にわたって濃度の濃い・・・けれどけっして穏やかとはいえない、

とてつもなく激しくイライラがなくならない、そんな毎日を過ごすことになるのです。

 

 

偽ソウルさんとのこと【11】

 

 

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